誠信書房様の新刊単行本です。
A5判、158頁、ソフトカバー仕様
松木繁先生の著書で、
編集者・K様との仕事になります。
誠信書房様との装丁仕事_1
誠信書房様との装丁仕事_2
誠信書房様との装丁仕事_3
下記、本の内容紹介より引用、
本書は、半世紀にわたる催眠療法の臨床実践、
およびそこから導き出された臨床的事実の集積から、
著者が行き着いた「催眠トランス空間論」(松木メソッド)の集大成である。
催眠は臨床技術の宝庫であり、
心理療法の「打ち出の小槌」と言われるほど、
多くの心理療法を生み出してきた。
催眠療法の第一人者である著者が、
「催眠トランス空間論」を通して“催眠”の本質に迫る。
ここまで。
誠信書房様との装丁仕事_4
誠信書房様との装丁仕事_5
誠信書房様との装丁仕事_6
装丁に関しては、K様より
松木先生の既刊と雰囲気が被らないようにして欲しいのと、
先生からは、タイトルからの連想で、
「(トランス)空間」を思わせる「奥行きのあるもの」という
ご希望がありました。
それをお聞きして、頭の中には、なんとなくイメージは浮かんだのですが、
それに近い画像が具体的にあるかどうかがポイントでした。
結果、かなりイメージに近い画像を入手でき、印刷での画像再現性も良く、
本としてある程度存在感も出たような気がいたします。
余談ではありますが…..
装丁の仕事については(あくまでもボクの場合)、
発注者の意図しているデザインの位置に落とし込んでいく場合と、
これでどうでしょう!とこちらの思いをかなり盛り込んだデザイン
を提案していく場合があるように思います。
その仕事ごとにどちらか(またはその中間辺り)で仕事を進めていきます。
そうでないといろいろな出版社、多くの編集者との継続的お付き合いは難しいです。
前者ももちろんやり甲斐がありますし、後者に関しては、
いま進行中の本で思いっきり思いを乗せた
デザインをやらせていただいてるものがあったりで楽しいです。
このスタンスは、長年このお仕事をやらせていただく過程で
編集様たちに鍛えられ(笑)たどり着いた感じです。
また、それは人それぞれだと思います。
本書の装丁は、前者寄りの中間辺りだったでしょうか。
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↓催眠系でこんな仕事もあった。
『願いがかなうクイック自己催眠』2004年、KKベストセラーズ刊。懐かしぃ。
本書が多くの心理士、臨床家等の人たちへ届かれることを
心より願っております。もうすぐ発売です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
10.6頃発売予定
装丁担当